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信じられないようですが、現実に東大寺や、さきごろ改修が終わった唐招提寺などの文化財や、今井町、奈良町、五条..、宇陀..等旧家でも漆喰の壁でしあがっています。

水でこねた土壁だけでは当然何年もそのままではいられません。

漆喰の性質が水分を通さないでしかも湿気を含み、または放出するからです。

木材も無垢材は、湿気を吸放出します。

乾燥材であってもその微妙な体積の増減を繰り返します。

木は、50年、100年育った年数は耐用出来る、条件しだいでは、200年以上の建物が現実にそれも普通に使用されています。

外回りの壁では、直接雨がかりの部分と入り込んだ部分とで漆喰や板壁、金属板など使い分けしますが、内部の壁は、どうでしょう。鴨居の上の小壁、や通り壁でも荒壁の上中塗りの工程を得て漆喰や砂壁を塗っています。こうしたことが夏の高温多湿や梅雨の湿気を調整しています。

押し入れの壁などは、昭和に入ってから、プラスター壁が使われだしました、漆喰と違って乾きが早く左官職人が上手でないと斑が出来てしまうことがあるが、表面が硬いため傷が付きにくいので多用されています。

壁の役割として、もう一つの働きは、遮音効果です。昔は、四間取りや、建具仕切りで遮音効果など考えになく家族の中で秘密などないのが前提のようですが、近年は、この遮音効果をプライバシーの確保と位置づけられ設計の基本とも言えます。が遮音効果は、比重の高いものほど効果が高いので、土壁は、その点でも推薦できる材料です。ただ工期と費用ばかりを中心にされれば採用が遠のいてしまいます。

残念ながら無垢の木材も吸湿と乾燥を繰り返すことにより表面にひび割れや変形が生じます。それは、芯持ち材に顕著に見られます。しかしそれが構造上の耐力の低下と言えるほどのものではありません。生息地の山の傾斜に立つ木材は、太陽の当たる面とその反対面で年輪に誤差が出来ます乾燥するまではより変形を繰り返します。仮に完全乾燥状態に達してもその環境に順応するために日々変形を繰り返しています。伐採して柱になっても生き物と言えるのはこの事からです。

漆喰にも収縮が起きひび割れも生じます。表面仕上げになるほど微細なお須佐を使いますが、仕上がり面とのバランスで雨に一部分だけぬれたりする場所や塗り厚の平均でない所にひび割れが起きてきます。

メンテナンスをどれくらいの期間ごとにしなければいけないかは、場所によって違いますが、梁やはしら、鴨居のひびなどは、何も手を加えません。

漆喰や壁材ではひびが入ったときにその面一部を補修します。

メンテナンスは、決して楽ではないけれどそれをすることで初めの状態を出来るだけ続けることが出来ます。

珪藻土にしても、火山灰の塗り壁材にしても粒子が細かい分、すさ、わらなどを仕上げに使ったりして出来るだけひび割れが起きにくいように考えています。それでも

われが、出来るときがあります。

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