吉野の森林の中で生まれ育って、高校を上がるまでは「杉」や「桧」や床柱になる銘木材は、普通に至るところにあるものですから、全国で家を建てる人はこの木材を利用するものだと思い込んでおりました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

山林作業の人々は、朝の早くから山に登り始め、植林のための小さな杉やヒノキの苗木をかついで各山々に分かれて行っていました。　また伐採の作業では、危険が伴うので緊張感が子供のわたしにも伝わってきたことを覚えています。　　　　　

私が、国内産や無垢材に、こだわりたい訳は、木材が、または森林が 草刈り⇒植林⇒枝打ち⇒間伐⇒伐採のサイクルで森林の動物や洪水にも対処できて雇用も保たれるからです。　　　　　　　　

今、住宅について健康が叫ばれるようになって、少し良い方向に向いてきたと感じています。

自然の素材は、手入れもかかる所もありますがその素朴で上品な　味わいは、心を自然と癒してくれます。　

新築、リフォームともに高額な、お買い物なだけによく考えたいですが、つい”安い　"とか”お得”だけに

眼がいってしまいがちです。ひとつ先を考え安心、安全、子供たちへの健康など考えて判断したいものです。　　

　　　　　　　　　　　　　　　『素敵な暮らし』のお手伝い